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2009年03月18日

【教育】ひらめき親子のかんたん遊び

教育3月18日

ひらめき 親子のかんたん遊び(25=完) 造形作家 早未 恵理
みんな子育て上手
 
 子どもが誕生した時は、「生まれてきてくれてありがとう!」と感謝の気持ちでいっぱい。でも、育てていく中で、健康な子に、賢い子に、出世する子に……と、あれこれ親の願いは増えていきます。どれも子どもの幸せを願う、親の切実な思いです。
 
 この大きな願いをかなえるにはどうすればいいのか? 情報のはんらんする世の中で、必死に探します。
 
 優秀な子どもに育てたいから、専門家の手に委ねて優秀な子に育ててもらおう。お金を掛ければ、自分の願い通りの子どもに育つのかもしれない……。何だか、おかしな脱線を始めていても、一生懸命子育てしていると、まひし、見えなくなってしまうことがあります。
 
 よ〜く冷静に考えてみましょう。
 
 この子を一番愛して誰よりも幸せを願っているのが親なのです。そして子どもも、何より親を求めています。
 
 赤ちゃん、幼児、子どもの時代は二度と戻ってきません。一番大切な時期です。親子で過ごす温かな空間が、どれほど幼い子の、心の栄養になるか計りしれません。
 
 どう接してよいか分からなければ、子どもをじっと観察してみてください。子どもが自ら育とうとしていることに気付くはずです。
 
 無理に「育てよう」と意気込むのではなく、子どもが自ら成長しようとする“流れ”に沿って、寄り添っていけばいいのです。それだけでも、十分に子育て上手な親になっていくはずです。
 
 親は子どもに育てられます。素直に育ててもらい、遊んでもらいましょう。
 
 小さな部屋の中にいては何のきっかけも出会いも生まれません。外に散歩に出掛けてみてください。たとえ都会の片隅だって、一歩外へ出れば、自然が包んでくれます。上を見上げればどこまでも続く広く高い空があり、地面や街路樹にも息づく生命があります。
 
 身近な自然の中に身を置いてみると、すっと悩みの霧が晴れて 、小さな幸せを発見できます。人間に備わる五感を使って季節を感じてみましょう。日々の生活の中にこそ、親子で楽しめる「遊び」が、いっぱいあふれていますよ。
 
 長らくのお付き合い、本当にありがとうございました。皆さまの幸せを心より、お祈りいたします。

 
【聖教新聞】


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Posted by 師子王 at 20:45│Comments(0)【教育】
 
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