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2009年03月09日

教育 3月9日わが家ではこんな実践! 言葉遣いの教え方

教育 3月9日

読者リクエスト企画

 子どもには、きちんと「言葉遣い」を教えたいものです。
実践例やエピソード、考え方などを寄せていただきました。

★スピーチや体験の朗読
東京都江東区 渡辺さん(小学校特別支援学級介助員 45歳)
 
小学校に勤務していると、廊下や、げた箱辺りで垣間見る子どもたちの姿にも、子ども同士の今時の言葉遣いや、赤裸々な人間関係が表れているなと感じることが多くあります。時には、少し寂しい気持ちになるような会話も耳にします。
 
わが家の小学5年生と3年生の長男長女。
言葉を習得し始める乳幼児期から、たくさんの本を読み聞かせ、またあいさつの基本もしっかり教えてきたつもりです。が、友達同士ではやはり単語だけのやり取りや、目を見ない会話をしているのかもしれません。
 
「言葉遣いの再教育が必要だ」と思い、池田先生のスピーチや本紙の体験を朗読して聞かせるよう心掛けています。
反応のない場合もありますが、“心が動いているな!”という時は、目に力が入るので分かります。
 「こう話すべき」という押し付けではなく、「こう言われたら、うれしい!」という心を育てていきたいと思っています。

★文芸書に親しむ
大阪市平野区 大江さん(無職 78歳)
 昔は言葉遣いで、その人の氏素性や育ちまで察せられたものである。
今でも、人となりを知る手掛かりにはなっている。育ちや人柄は隠しようもなく、言葉遣いに出てしまう。
 
言葉遣いは毎日の生活習慣の中で自然と身に付いてしまう。だから、子どもの言葉遣いには、その家の品格まで露出してしまう。また、言葉は周りの環境に合わせて使うから、環境から受ける影響も絶大である。
 
そう考えると、言葉遣いとは教えられるのではなく、見習い、感化されるものである。どんなに丁寧な言葉でも、周りとのバランスを欠いては、独り善がりで浮いてしまう。
 
コミュニケーションがうまく取れてこその、いい言葉遣いと言えよう。わが家の方針は、親が見本を示すこと、次いで文芸書に親しませることであった。おおむね間違いはなかったと思う。

★親から子、子から孫へ
北海道清水町 安藤さん(会社員 52歳)
 あいさつは、座って手を突いてするもの。人に何かをしてもらったら「ありがとうございます」と言うもの。子どものころ、言葉で教えられたわけではなく、母の姿を見て自然に覚え、身に付きました。
 
結婚し、私とまったく違う言葉遣いの夫に「親しき仲にも礼儀ありって言葉がありますよ」と言いました。何日か後から、命令口調だった夫の言葉遣いも、何か頼むときは必ず「済まないけど……」「悪いけど……」が付くように。
 
「ありがとう」の言葉掛けが夫婦間の習慣になりました。わが子に対しても、小さいころから同じ言葉掛けをしてきました。その子どもたちも結婚し、私たちから学んだ通り、幼い孫たちに言葉遣いを教えています。
 
そのためか、孫たちは、にっこり笑って「ありがとう」と言うのが得意です。先日も、小学2年生の孫が「パパとママの結婚記念日に『沙奈を生んでくれて、ありがとう』って言うんだ」と話してくれました。この言葉に、胸が熱くなり、涙するバアバでした。

★言葉を大切にした会話
さいたま市桜区 角田さん(主婦 49歳)
 「お母さん、『ばか』って、どういうこと?」
 当時4歳の長男が、幼稚園に通い出してから2、3日たったころ突然尋ねてきました。彼の“辞書”にはまだ無かった言葉だったのです。私は“何と話したものか”と心の中で苦笑しながら、どんな時に使われるのか、説明しました。
 
子どもが生まれてから気を付けていたのは「人をおとしめる言葉を使わないこと」「否定の言葉で指示を出さないこと」「『ジュース!』『ごはん!』などの一語文で会話をしないこと」などでした。
 
やってほしくないことをした時には「だめ」ではなく、「○○してね」と提案しました。ただし危険なことや大事なことの時は、即座に「いけません」と伝えました。

 こうして言葉を大切にし、会話に力を入れると、こちらも頭を使いますし、子どもも語彙が自然に増え、言葉遣いにも敏感になりました。小さい時から、周囲の大人と話す場合も、子どもらしくもきちんと話せる子に育ちました。

★感情的にならず
富山市 中屋さん(自由業 42歳)
 わが家には高3・中2の女の子と、小5・小2の男の子がいます。次女が小学校高学年になったころ、急に言葉遣いが悪くなり、毎日のように注意しなければなりませんでした。
 
特に長男とのけんかの時は、男の子同士の争いなのかと思うほどひどいものでした。
 
「あなたは女の子でしょう。いくら腹が立ったとしても、そんな言葉遣いは絶対良くないからね!」

 その都度注意してきました。
 
つい私自身も感情的になって、次女と同じような言葉遣いでしかることもありました。最初はプイ!と反発して自分の部屋に閉じこもってしまうことが多くありました。
 
しかし、注意を重ねていくうちに、最近では、180度話し方が変わりました。姉との会話でも敬語を使うようになりました。
 
今振り返ると、私自身の子どもたちに対する思いが変わり、子どもたちが精神的に落ち着いてきたこと。それに私自身の感情的な言葉が少なくなり、家族の間で褒め合うことが増えてきたことが、大きな変化の原因だと実感しています。
 
言葉遣いの大切さを子どもたちから教えてもらったのは、私自身でした。








『保育園入園までにこれだけは 』

園との連携をしっかりと緊急時の対応も決めておく

 子どもを保育園へ入れる準備を進めている保護者の皆さんへ、教育本部の山田則子さん(保育士)にアドバイスしていただきました。
     ◇
 保育園は、乳児(0・1・2歳児)、幼児(3・4・5歳児)へ、集団保育を行います。親自身も仕事を始める方が多く、親子ともども、新しい環境の中での出発となります。まずは自分の通勤時間を含む仕事時間と、保育時間の確認をしておきましょう。

 いろいろな場面を想定して通園経路を考えておくことも大切です。天候によって通園手段が変わる場合もあります。自転車、徒歩、バスなど、さまざまな手段を考慮して、余裕を持って通園したいものです。そうすれば送った時、子どもに不安を与えず「バイバイ」ができ、楽しく遊ぶ心のゆとりを持たせられます。
 
入園後は、生活の大半を保育園で過ごすため、衣服・オムツなど、毎日準備して持っていく物がかなりあります。事前に何がどれだけ必要かを、チェックしてください。

 衣服は子どもが着やすく、また着せやすいものを。動きやすく体に安心な素材、サイズの製品を、用意してあげてください。(マークや刺しゅうなどで)分かるところに名前を記入しておきましょう。

 新しい環境と、お母さんから離れて過ごす不安から、体調を崩し、発熱や、下痢など引き起こすことも。そんな時、保育園から緊急の連絡やお迎えのお願いをすることがあります。

 そんな場合に備えて、誰がどのように迎えに行くか家族と話し合っておいてください。自分や家族が無理な場合は、ファミリーサポーターの方などと契約をしておくと安心です。

 祖父母などに協力をお願いするときは、保育園の場所や園の先生方を事前によく知らせておきましょう。発熱や、けがなどの場合、行きつけの病院やかかりつけの医師に、じかに対応が取れるようにしておくことも大切です。

 食生活の重要性は言うまでもありません。初めての給食が始まります。好き嫌いではなく、アレルギーなどで食べられない食品がある場合は、必ず園に知らせましょう。またそうした食品が給食のメニューにないか、よくチェックしたいものです。

 環境の違いで、一週間、食事が取れないお子さんもいました。食は生命をはぐくむかかわりの中で、一番大切なことです。心配な点がある場合は、保育士、栄養士に、子どもの情報を知らせ、給食を楽しくおいしく食べられるようにしてあげてください。


【聖教新聞】


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Posted by 師子王 at 09:42│Comments(0)【教育】
 
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